日銀基金国債買い入れ、1-2年が3回ぶり札割れ回避-下限撤廃 - 9.20 日


日本銀行が実施した資産買い入れ等基金による残存期間1年以上2年以下の国債買い入れオペで、応札額が予定額に満たない「札割れ」を3回ぶりに回避した。日銀が19日に同オペの下限金利(0.1%)を撤廃したことで応札が増えたことが背景。 日銀発表によると、同1年以上2年以下のオペでは予定額7000億円(前回4000億円)に対して、応札額は2兆3331億円となり、7000億円を落札した。前回7日の同オペでは2回連続で札割れだった。 一方、同2年超3年以下では予定額3000億円(前回4000億円)に対し、応札額は8172億円となり、3001億円を落札した。 東短リサーチの寺田寿明研究員は、日銀が同オペの下限金利を撤廃したことで金利低下の動きがじわじわ広がると指摘。その上で、「国債買い入れオペの札割れはなくなる。落札レートは相場や需給で上下するものの、目先は資金余剰で低下方向」との見方を示した。

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