日本株反落、中国景気減速と円高を懸念-輸出や素材、海運中心安い - 9.24 日


東京株式相場は反落。中国の景気減速や為替の円高に対する懸念から、キヤノンや日産自動車など輸出関連、鉄鋼など素材関連株、海運といった中国経済の恩恵を受けやすい業種の下げが目立った。海運は東証1部33業種の下落率トップ。 TOPIXの終値は前週末比2.70ポイント(0.4%)安の753.68、日経平均株価は40円71銭(0.5%)安の9069円29銭。 中国の製造業者と小売業者の売り上げに対する楽観的な見方が3カ月前に比べ後退し、人員削減に踏み切る企業が増えていることが米連邦準備制度理事会(FRB)のベージュブック(地区連銀経済報告)をモデルにした米CBBインターナショナルの調査で分かった。 東京外国為替市場では、円が対ドルで一時78円1銭、対ユーロでは100円87銭まで円高が進行。東京株式市場の前週末終値時点は78円16銭、101円52銭だった。対ドルでは14日以来となる77円台が視野に入りつつある。 欧州では同地域の各種問題について、危機打開の手詰まり感が台頭している。ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領の22日の会談で銀行同盟について意見の相違があったほか、金融支援をめぐるスペインの動きも鈍く、ギリシャが救済条件を達成する方法に関する協議もまとまっていない。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、スペインの格付けの見直し作業を行う予定だ。

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