ユーロ、対ドルで失速か-ファンダメンタルズの格差反映へ - 10.16 日


欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が発したユーロ防衛宣言がユーロ高に弾みをつけているものの、米経済が欧州を上回るペースで成長する中で、ユーロ高の勢いも衰えていくとの見方を、ロンドンで開かれたブルームバーグ・リンクFX12サミットの出席者が示している。 米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のシニアバイスプレジデント兼欧州為替責任者、トーマス・クレッシン氏は、「ユーロはさらに上昇する可能性があるが、その後はファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)への注目がもっと前面に出てくるはずだ」と語った。 ドラギ総裁がユーロ存続のためにいかなる措置も辞さないと表明した7月26日以来、ユーロはドルに対して6.2%上昇。ユーロは同月24日に1ユーロ=1.2043ドルの年初来安値を付けていた。過去5年の平均は1.38ドル。

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