円下落-浜田参与が日銀は一段の緩和可能と発言 - 5.28 日
ロンドン時間28日午前の外国為替市場では、円が下落。アジア株上昇や、安倍晋三首相のブレーンの浜田宏一・内閣官房参与が日本経済再生のために必要ならば日本銀行は一段の金融緩和が可能だと発言したことに反応した。
円は主要通貨全てに対して0.4%以上の下落。日銀の見通しによると、28日の日銀当座預金残高は過去最高の72兆4000億円となる見込み。前週に最近の金利上昇への対応として異例の資金供給オペを実施したことで同残高が膨らんだ。当座預金はマネタリーベースの一部で、日銀は2年でマネタリーベースの倍増を目指している。米指標が住宅市況や消費者信頼感の強さを示すとの観測からドルはユーロに対し上昇。
ロンドン時間午前8時59分(日本時間午後4時59分)現在、円は対ドルで1.3%安の1ドル=102円24銭。対ユーロでは1.1%安の1ユーロ=131円93銭。ドルは対ユーロで0.2%高の1ユーロ=1.2904ドル。