来週のドル/円は上値重い展開に、米雇用統計前にポジション調整 - 5.31 日


ドル/円は上値の重い展開になりそうだ。週末の5月米雇用統計に向けて、徐々にポジション調整の動きが強まりそうで、前哨戦となるISM指数やADP全米雇用報告が弱ければ、下押し圧力が強まる可能性もある。ただ、下値での買い意欲は根強く、深押しはないとの見方が多い。 予想レンジはドル/円が99.50─103.00円、ユーロ/ドルが1.2850─1.3150ドル。 今週の外為市場では、ドルが軟調に推移した。米金融政策に注目が集まる中で、弱い経済指標が相次いだことから早期の緩和縮小観測が後退、ドル高の動きに修正が入った。 海外勢が株買い・円売りポジションを一部解消したことで、ドル/円も上値が抑えられた。「相場に大きな影響を及ぼしているグローバルマクロ系ファンドがポジションを相当落とした」(大手邦銀)という。 ドル/円は株価との連動を強めており、株価動向次第では「100円割れのリスクもある」(国内金融機関)と警戒する声が聞かれる。日経平均は下げの大きさの割に反発力は鈍い。

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