ドル対円で4日ぶり安値、米緩和継続観測や円安材料出尽くし - 7.22 日


午前の東京外国為替市場では、ドルが対円で一時4営業日ぶり安値を付けた。米国の金融緩和継続観測がドルの重しとなる中、参院選を通過して日本側の円安材料がいったん出尽くしたこともあり、ドル売り・円買いが先行した。 ドル・円相場は1ドル=99円台半ばから一時99円15銭までドル売り・円買いが進行。その後は日本株 の上昇を背景に値を戻し、午前11時45分現在は99円48銭前後となっている。 みずほ銀行国際為替部の加藤倫義参事役は、「一部ストップ(損失を限定するためのドル売り・円買い注文)もあったようだ」とし、材料出尽くし感がある中で、「短期のロング(ドルの買い持ち)を積み上げてきた向きの利食いが入っている感じ」と説明。一方、「中長期のプレーヤーは少しずつ買い下がろうとしている」とし、基本的なドル高・円安の流れに変化はないとの見方を示した。 ユーロ・円相場は一時1ユーロ=130円77銭と3営業日ぶりの水準までユーロ売り・円買いが進行。同時刻現在は131円37銭前後となっている。一方、ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.31ドル台後半から一時1.3207ドルまでドルがじり安となっている。

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