米国がデフォルト回避できたにもかかわらず、米ドルは主要通貨に対し下降傾向。
短期的な解決にすぎない法案のためドル安の圧迫が続いている。株式市場は、上方修正。
ナスダック総合指数は0.62高。
S&P総合500種は0.67%高。
ゴールドマン・サックスの第3四半期売上高が市場予想を下回り、ダウ工業株30種の小幅の反落をもたらした。
現時点では、為替相場の推進力は予定している非農業部門雇用者数(NFP)の発表と今月の連邦公開市場委員会(FOMC)になっている。
労働省の2週間の閉鎖が解除されており、9月の雇用統計は今月の22日に、9月消費者物価指数(CPI)が10月30日に、10月のNFPは11月8日に発表されると明らかになった。加えて、FRB の量的緩和第3弾(QE3)が維持される可能性が高い。
米ドル指数は80.67から79.60まで大幅に下落した。更なる低下を予想しているが、リスク報酬の比率低下の可能性のためNFP発表を考慮すべき。
US Dollar Index
豪ドルの対米ドル相場は1豪ドル=0.9620米ドル。米財政危機がひとまず終結したこと、中国の7-9月期の国内総生産伸び率が2.1%の市場予想を上回ったこと等の好材料を受け、6月半ば以来の高値となる0.9647米ドルを付けた。この時点では、上昇余地が見られない。