岩田日銀副総裁の発表に伴う円安、主要為替相場は横ばい - 10.28 日


為替相場が乱上下した先週の後に、月曜日の相場は底堅いが、今週も引き続き大きな変動になると見込まれる。10月29-30日の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果、米・ADP民間雇用者数、ニュージーランドの政策金利(Official Cash Rate)と日銀金融政策決定会合に焦点が集まってくる。


【アジア】

日本銀行の岩田副総裁は18日午後、消費者物価上昇率2%の物価安定目標が2年程度で達成できないなら、現在の量的・質的金融緩和策を見直す考えを示した後、マーケットは円安に振れた。ドル/円の前週末2 5日の終値は97.39円だったが、マドを開けて取引を開始し、97.79円まで上昇した。リスク選好の強調な展開から日経225は2.19%高の14,396円に上昇。中国金利上昇の懸念によりハンセンは0.50%高。


USDJPY


【オセアニア】

株式市場の回復により豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルはともに対米ドルで上昇した。豪ドルの先週末の終値は、抵抗線の0.9752を一時付け0.9575近辺で停滞しダブルボトムを形成した。今後、相場の上昇に転じる展開を見込む。


AUDUSD


【欧州】

欧州の為替相場については、レンジブレイクが起こっていない。EURUSD相場は1.3830/1.3775のレンジで、GBPUSD相場は1.6252/1.6125のレンジで推移している。

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