イエレン氏の発言受け、ドルが回復 - 11.15 日


【米国】

米連邦準備理事会(FRB)の次期議長に指名されたイエレン副議長は経済成長を促す量的緩和策の正当性を主張。ネガティブサプライズが全くなかったことが好感された。


NYダウ平均は0.35%高を出し、15,876.22ドルの高値を更新。S&P指数も1,790.62ドルまで上昇。NASDAQは、3,415.47ドルの高値をつけた。イエレン氏のハト派的な発言によりリスク選好が回復した。それを受け、アジア市場も上昇。 日経平均指数:1.95%高 ハンセン指数:0.85%高 上海総合指数:1.68%高


メージャー通貨の変動で円ドルのペアが際立つ。相場は100円の主要抵抗線を突発し100.29円の高値をつけた。テクニカル分析をすると、USDJPY相場はシンメトリカル・トライアングルのパターンを形成したことにより更なる上昇余地が登場してきた。


USDJPY


【米国・アジア】

米ドル指数は売りを集めたが、主に81.25/80.70ドルのボックス圏内で変動している。本日中にもトレンドは変わらないと予想。グローバル株式市場の上昇に支えられた豪ドルは0.9306ドルから0.9351ドルまで上昇。しかし、直近形成した下降トレンドはAUDUSD相場に売り圧力をかけると予想。今のアップサイドの動きはこの通貨ペアに対する新規ポジション開始のラストチャンスだと思われる。


【注目ポイント】

ユーロ圏・10月CPI速報値

米・11月ニューヨーク連銀製造業景気指

米・10月鉱工業生産指数

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