ドル指数は上昇方向継続を示唆、円ドル相場は軟調 - 11.19 日


【オセアニア】

9日午前の豪ドルが対米ドルで小幅高となり0.9417ドルの抵抗線を越えた。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が理事会議事録要旨の中で、これまで実施してきた利下げについて、景気刺激に作用している証拠が多くみられたと指摘したことが背景。


【米国】

中国の革命計画を受けリスク選好の回復に伴い、米ドルは高値を更新したが、FOMC議事録を控え元の水準に戻った。ダドリー総裁は18日、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和策縮小の時期については何の手掛かりも示さなかったことより、ドル相場は不安定。米ドル指数は80.76/80.59ドルの狭いレンジ内ですいしつつあり、4日足のグラフで下落フラッグ型を形成し以前の上昇トレンド継続を示唆している。


US Dollar Index


【日本】

日経平均の株安に伴い日本円は米ドル対で100.46円から99.57円まで下落。昨日の中国・経済拡大戦略を受け世界の株市場において利食い売りが出ていると観測。


【欧州】

欧州中央銀行の利下げにより1.3318ドルの安値をつけたEURUSD相場は徐々に回復し、1.3540ドル付近をつけた。発表予定の独・ZEW景況感指数は、この相場の方向に影響与える可能性が高いので、要注目。先週の英国の統計に支えられたポンド・ドル相場は上昇トレンドに沿って推移している。GBPUSD相場は18日の1.6149ドルの抵抗線を下限にし1.6149/1.6092ドルのレンジ内で売買されている。

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