豪ドルと日本円の軟調な展開の中、為替市場が安定している。米国11月消費者信頼感指数は70.4と、市場予想の72.6を下回り4月以来の低水準となった。それを受け、ドルは主要通貨対で売りを集めた。
米株市場は引き続き上昇。NYダウ:0.26%高
ハンセン指数:0.48%高
上海総合指数:0.82%高
日経225:0.42%高
先月の米国政府閉鎖に伴った米国消費者信頼感指数の悪化で米ドル指数は80.87ドルから80.51ドルまで下がった。これで米国債券利回り低下への懸念が強まり、ドル指数を81.45/80.44ドルのボックス圏の下限に押しつつある。本日は、ドル指数が80.44ドルの水準を下回らなければ対ドルの通貨ペアの取引を遠慮した方がいいと思われる。
ドル指数
上昇トレンドが強い中、USDJPY相場は101.14円の6ヶ月ぶり高値を再びつける。主要通貨の中で、ユーロは対ドルで最も堅調な展開で1.3518ドルから1.3600ドルまで急騰。英ポンドも対ドルで11ヶ月ぶり1.6255ドルの高値をつけた。豪中銀ロウ副総裁のコメントへの懸念が広まり、AUDUSD相場は安値を更新した。
【注目ポイント】
英・成長率
米・新規失業保険申請件数
米・10月の米耐久財受注
米・11月のシカゴ購買部景気指数