米国の金融緩和時期の早まりへの懸念で昨日の米ドルは売りを集めた。中国の11月小売売上げ高+13.7%までの急増によりリスク選好が回復し、mユーロと英ポンドは対ドルで上昇。軟調な中国の鉱工業生産は特に影響しなかった。欧州中央銀行とイングランド銀行が金融政策の現状維持を決定した。FRBと日本銀行は追加緩和に動く見方が広まる。
先週の雇用統計の反映で
米ドル指数は79.96ドルまで下落。
US Dollar Index
火曜日のユーロは6週間ぶり1.3769ドルの高値をつけた。ECBのコメント及び堅調な2014年の経済見通しによりユーロ高ドル安が進行。フランスの鉱工業生産とECBドラギー総裁の声明を控え、
ユーロは対円で5年ぶり142.19円の高値をつけた。英・工業生産と貿易収支の発表を控え、ポンドは27ヶ月ぶり1.6466ドルまで上昇。
リスク選好の回復により円安が進んだ。また、12月9日発表した日本のGDP成長率が弱気だったことで日銀による追加緩和の可能性がさらに高まる。
USDJPY相場は103.32円付近周辺推移。103.72円の抵抗線を突発する可能性があるが、ペアの動きに要注視。
EURJPY