マクロ経済データへ注目 - 4.30 日


昨日ドル指数は6日ぶりの高値へ上昇。米消費者信頼感指数は82,3だ。ユーロは対ドルで反落。ドイツの4月のインフレ率が前月から上昇したものの、エコノミスト予想を下回り、欧州中央銀行(ECB)に追加措置を迫る圧力が強まった。



ユーロはドルに対して昨年12月以来の最長連続高から下落した。ドイツ連邦統計局が発表した4月の消費者物価指数(CPI) 速報値は、欧州連合(EU)基準で前年同月比1.1%上昇。インフレ率 は3月の0.9%を上回った。エコノミスト21人の予想中央値は1.3%だっ た。

日銀が公表した半年に一度の展望リポートでは、生鮮食品を除いた消費者物価(コアCPI)前年比について、新たに示された16年度の政策委員の見通し(中央値)を2.1%上昇(消費税率引き上げの影響除く)と、2%の物価安定目標が安定的に持続する姿を展望した。黒田東彦総裁は午後3時半に記者会見を行う。

英政府統計局(ONS)が29日発表した同四半期の国内総生産(GDP )速報値(季節調整済み)は前期比0.8%増と、成長率が昨年10-12月(第4四半期)の0.7%を上回った。経済は1-3月(第1四半期)に成長ペースが加速した。個人消費以外にも回復が広がりつつある兆候が示された。



カナダ・ドルは上昇。対米ドルで1ドル=1.1カナダ・ドルの水準を抜けると、カナダ・ドルの下落を見込んでショートポジションを建てたトレーダーからのストップロス注文が相次いだ。カナダ・ドルは対ドルで0.8%高。3月27日以降でで最大の上げだった。

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