海外株:反落、ポルトガル銀行の債務問題でリスク警戒が広がる - 7.11 日


ポルトガルの銀行問題をきっかけに安全な資産へ逃避する動きが広がり、株式相場は週初めの下げを再開した。

S&P 500種株価指数は前日比0.4%下げて1964.68。一時は1%下落し、5月15日以来の大幅安となった。ダウ工業株30種平均は70.54ドル(0.4%)下げて16915.07ドル。ラッセル2000指数は1%下落。一時は1.9%下げていた。欧州市場では株式とポルトガル国債が下落。ポルトガル第2の銀行の親会社が短期債務の返済をしなかったことから、ユーロ圏の脆弱(ぜいじゃく)性への懸念が再燃した。

ポルトガルとイタリア、スペインの銀行株が売られ、銀行株指数はここ5営業日で4度目の値下がりとなった。

日経平均株価は52円43銭(0.3%)安の1万5164円4銭とともに5日続落。日経平均が5日連続で下げたのは、2012年11月の7日続落以来。



本日は、USDAはWASDEレポートを18-00(中央標準時)に発表。





天然ガス先物相場は続伸。



原油先物市場は反発。米経済成長への期待から需要拡大見通しが広がり、10営業日ぶりに上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によれば、米国内総生産(GDP)成長率は9カ月にわたって3%を上回ると見込まれている。

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