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海外株:下落、ボラティリティ指数は大幅上昇-地政学リスク懸念で - 7.18 日

ウクライナと中東での緊張が高まる中でシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)はここ1年余りで最大の上げとなった。S&P500種 株価指数は前日比1.2%安の1958.12。この3カ月で最大の値下がり率。ダウ工業株30種平均は161.39ドル(0.9%)下げて16976.81ドル。VIXは32%上昇の14.54と、2013年4月以来の大幅な上げとなった。



商務省が発表した6月の米住宅着工件数(季節調整済み、年率換算、以下同じ)は89万3000戸と、前月の98万5000戸(速報100万1000戸)から9.3%減少した。予想の中央値は102万戸だった。VIX は4月15日以来の水準に上昇。先週は17%上げ、3カ月で最大の上昇となった。3日には07年以来の低水準で終了していた。マレーシア機が墜落したのは、ウクライナで続く武力衝突の中心地であり、ここではこの1カ月に複数の航空機が撃墜されている。ロシアのプーチン大統領は繰り返し同国の関与を否定している。米国は今週、ロシアがウクライナの反政府派に武器を供与していると指摘した。各国の航空会社はウクライナ上空の飛行を回避する措置を取った。デルタ、アメリカン航空グループ、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスは全て株価が下落した。この日の相場は朝方から軟調だった。米国と欧州連合(EU)がロシアに対する制裁を拡大したことが背景にある。

欧州株式市場では指標のストックス欧州600指数が1週間ぶりの大幅安となった。マレーシア航空機がウクライナ東部で撃墜されたとインタファクス通信が報じたことを受け、同指数は取引終了までの30分間で下げ幅を拡大した。欧州連合(EU)と米国が対ロシア制裁を拡大したこともマイナス要因。

東京株式相場は3日続落。ウクライナの武力衝突地域でマレーシア航空機が墜落、同国情勢が一層緊迫化する恐れがあり、パレスチナ情勢も含めた地政学リスクが警戒された。



マレーシア航空機が墜落を受け、小麦相場は反発。



原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は続伸。ウクライナでマレーシア航空の旅客機が撃墜されたとのニュースで、1カ月ぶりの大幅高となった。製油所稼働率の上昇で先週の米原油在庫が減少したことも引き続き影響した。

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