米ADP雇用推計が予想を大幅に上回り、ドル全面高 - 1.6 日


米国12月のADP雇用推計が楽観的な内容となり米経済の回復傾向が示されたことで、ドルは全面高の展開となった。ADP雇用推計で民間部門の就労者数が予想を大幅に上回ったことから、低迷が続く米労働部門に希望の光が差し込んだ。今後も米雇用市場の改善を裏付ける経済指標が発表されれば、ドルはさらに一段高になるかもしれないと、アナリストらは述べた。

米給与計算代行大手オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)と経済顧問会社マクロエコノミック・アドバイザーズが5日発表した12月の雇用推計によると、民間部門の就労者数は前月比29万7,000人増加した。これはアナリストの平均予想(10万人増)を大幅に上回った。

米経済が弾みをつけていることを背景にドルが上昇しているのと対照的に、緊張が続くユーロ圏のソブリン債市場に関する懸念は今なおくすぶっている。

ポルトガルは5日、短期国債の入札に成功したが、利回りが大幅に上昇したことから、多額の債務を抱える同国が近く救済策の要請を余儀なくされるとの懸念につながった。

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