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ドル上昇、予想上回る米製造業景況指数受け - 9.5 日

米国の主要製造業景況調査は予想を上回ったが、欧州の同様な景況調査は低調で、ユーロはドルに対しほぼ3週間ぶりの安値まで下げた。米サプライ管理協会が発表した8月の製造業景況指数は50.6となり、市場予想の49を上回った。これを受け、ユーロはドルに対し急落し、円およびスイスフランに対し日中安値をつけた。これに先立ち発表されたユーロ圏8月の製造業景況指数は49.0となり、7月の50.4を下回るとともに、業況の拡大と縮小の分岐点に当たる50を割り込んだ。 スイスフランが最終的に、米労働省が2日に発表する8月の雇用統計に備えた主な資金流入先となった。ドルはスイスフランに対し1%強下げた。米雇用統計が予想を上回ると、ドルの価値を薄める新たな景気刺激策を実行するよう米連邦準備制度理事会に促す圧力が減るだろう。米経済指標の改善は、成長減速や債務危機の悪化など、ユーロ圏の諸問題を浮き彫りにするだろう。 ダウ・ジョーンズ経済通信が実施したエコノミスト調査では、米国8月の非農業部門就労者数は前月比8万人増が予想の中心となっている。しかし、ゴールドマン・サックスは1日、自社の見通しを当初の同5万人増から同2万5,000人増に下方修正した。
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