ユーロ小幅上昇、独仏のEFSF拡充合意報道交錯し - 10.19 日
フランスとドイツが欧州金融安定ファシリティーの規模拡大で合意したとの報道を受け、ユーロがドルに対し小幅上昇した。しかしその後、ユーロ圏の情報筋は合意に達したことを否定したとダウ・ジョーンズ経済通信が報じると、ユーロはすぐに日中高値から値を崩した。
ユーロ圏17カ国を揺るがしている債務危機を解決するうえで極めて重要とされる23日の欧州連合首脳会議をわずか数日後に控え、ガーディアンは、ユーロ圏の2大国がEFSFの規模を2兆ユーロに拡大することで合意したと報じた。この金額は、ギリシャの債務再編を封じ込め、他の重債務国への影響波及を回避するうえで十分な規模とエコノミストらが広く認めている目安水準と等しい。
EU首脳会議で債務危機の打開策が打ち出されるとの期待をドイツ政府関係者らが鎮めようとしたため、投資家はどんなものであれ希望を抱かせるような報道の兆しを切望しているようだった。
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