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ユーロが下落、欧州入札控え先行き懸念くすぶる-ドル・円77円台後半 - 12.12 日

ユーロが下落した。欧州連合(EU)首脳会議(サミット)で財政規律の強化などが合意されたものの、財政問題を抱える域内諸国の金利上昇を抑える措置は示されず、週内にはイタリアを中心に国債入札を控えて、先行きへの懸念がくすぶった。ユーロ・ドル相場は朝方に付けた1ユーロ=1.3386ドルを上値にじりじりと売られ、午後には一時1.3334ドルまで水準を切り下げた。ユーロ・円相場も1ユーロ=103円98銭に上昇したあと、103円54銭まで下押された。 ドル・円相場はユーロ主導で方向感の乏しい展開が継続。朝方に付けた1ドル=77円71銭から77円56銭までドル安・円高が進んだ後は77円65銭付近で推移。午前に形成された値幅15銭のレンジ内での取引が午後も続いた。前週末に開催されたEUサミットでは、国際通貨基金(IMF)を通して最大2000億ユーロを救済基金に上乗せすることで合意。また、将来の債務急増を阻止するための新たな「財政協定」を打ち出し、5000億ユーロ規模の恒久的救済枠組みである欧州安定化メカニズム(ESM)の開始時期を前倒しした。 ECBの政策委員会メンバーであるドイツ連邦銀行のバイトマン総裁は、11日付の独紙フランクフルター・アルゲマイネ日曜版に掲載されたインタビューの中で、欧州首脳らによる先週の合意について、「財政協定」であって「財政同盟」を意味するものではないと指摘。ユーロ圏共同債の発行構想については、根本的な政府債務の問題を解決するものではなく、むしろ悪化させるとの見解を示した。
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