円全面安、対ドルで4日ぶり安値-リスク選好の売りで一時81円半ば - 3.2 日


円が主要16通貨に対して全面安。対ドルでは一時1ドル=81円56銭と、4営業日ぶりの安値を付けた。米雇用関連指標の好調や欧州債務懸念の緩和を背景にアジア株が堅調さを維持し、リスク選好に伴う円売り圧力がかかった。ドル・円相場は朝方に付けた81円06銭を円の上値に、81円台半ばまで円がじり安に展開。また、円は対ユーロでも朝方に1ユーロ=107円95円まで上昇したあとは下落基調が続き、午後には108円46銭まで水準を切り下げた。 1日に発表された2月25日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比2000件減の35万1000件と、2008年3月以来の水準に減少した同月10日までの週と並んだ。これを受けて、米国債相場は続落し、10年債の利回りは2%台に乗せ、先月22日以来、約1週間ぶりの水準に上昇した。米連邦準備制度理事会のバーナンキ議長は1日、前日の下院金融委員会に続いて、上院銀行委員会で証言したが、量的緩和第3弾への言及はなかった。 ドル・円相場の相対力指数(RSI、14日間)は75台後半に上昇し、ドルの買われ過ぎの目安とされている70を上回っている。

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