ドル・円が83円前半、貿易黒字化で一時円買いもその後は売り買い交錯 - 3.21 日


ドル・円相場が1ドル=83円前半で引き続き推移している。日本の2月の貿易収支が予想に反して5カ月ぶりの黒字となり、朝方に一時円買いが強まる場面も見られたが、その後は売り買いが交錯している。午後1時15分現在のドル・円相場は83円22銭前後。貿易収支発表後には一時83円14銭まで円買いが進んだ。 ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3246ドルまでユーロがじり高となっていたが、中国の経済指標の悪化を受けて対オーストラリア・ドルで米ドル買いが強まると、対ユーロでもドルが買われ、早朝の水準(1.3216ドル前後)付近まで値を戻した。午後1時15分現在は1.3231ドル前後。 財務省が発表した貿易統計速報(通関ベース)によると、2月の輸出額は前年同月比2.7%減の5兆4409億円と5カ月連続で減少。輸入額は同9.2%増の5兆4079億円だった。差し引きした貿易収支(原数値)は329億円の黒字。中華圏の春節(旧正月)休暇などの影響で過去最大の赤字を記録した1月から一転して黒字を確保した。

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