円全面高、株安でリスク回避-日銀緩和は織り込み、対ドル81円前半 - 4.20 日


円が主要通貨に対して全面高の展開が続いている。欧州債務問題や世界景気の先行きに対する警戒がくすぶる中、軟調な株価を背景にリスク回避に伴う円買いが優勢となっている。円は対ユーロで1ユーロ=107円後半から一時107円14銭まで上昇し、午後1時25分現在は107円32銭。対ドルでは1ドル=81円後半から一時81円26銭まで値を切り上げ、同時刻現在は81円34銭前後で取引されている。円は対オーストラリア・ドルで1豪ドル=84円後半から一時83円92銭付近まで反発。オーストラリアの1-3月期の生産者物価指数(PPI)が予想外に前期から低下したことが手掛かりで、米ドルも豪ドルに対して1豪ドル=1.03ドル後半から一時1.03ドル前半へ上昇した。その後発表された中国の4月のHSBC製造業購買担当者指数(PMI)は49.1と前月の48.3から改善。指標発表後、豪ドルは安値から小反発したが、あす発表の豪消費者物価指数の下振れの可能性が意識される中、豪ドルの戻りは鈍い。

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