円全面安、リスク回避緩和や日銀追加緩和観測で-FOMC見極め - 4.24 日


円が主要通貨に対して全面安で推移している。堅調な株価を背景にリスク回避の緩和に伴う円売り圧力が継続。週末に日本銀行の金融政策決定会合を控えて、追加金融緩和の観測も引き続き円の重しとなっている。ドル・円相場は一時、1ドル=81円56銭と2営業日ぶりの水準までドル買い・円売りが進行し、午後1時35分現在は81円49銭前後。日銀会合に先立ち、この日は海外時間に米連邦公開市場委員会(FOMC)が金融政策を発表する。エコノミストらは、少なくとも2014年遅くまで低金利を維持する方針があらためて示されると予想している。ユーロ・円相場は1ユーロ=107円前半から一時、107円65銭まで円売りが進行し、同時刻現在は107円54銭付近。内田氏は、前日行われたスペインやオランダの国債入札をとりあえず無難に通過したことで、オランダやフランスの政局不安を起点に週初に高まった「リスク回避志向がやや和らいだ」と、円安傾向の背景を説明している。ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3200ドル前後でもみ合い。前日の海外市場では一時、2営業日ぶりの水準となる1.3219ドルまでユーロ高・ドル安が進んだが、この日の東京市場では1.3207ドルを高値にわずか0.0016ドルの値動きにとどまっている。

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