円が対ドル81円台前半、日銀会合控え上値は限定-緩和内容見極め - 4.25 日


ドル・円相場が引き続き1ドル=81円台前半で推移し、円は伸び悩んでいる。米連邦公開市場委員会を通過し、あすは日本銀行の金融政策決定会合を控えて追加緩和への期待が根強く、ドル安・円高の進行は限定的となった。前日の海外市場でFOMCの結果判明後には81円69銭までドルが反発していたが、バーナンキ議長の会見内容を受けて上昇幅を縮小。東京市場では一時、81円12銭までドル安・円高方向に振れた。ただ、円の上値も限定的で、午後1時54分現在は81円15銭付近で取引されている。米連邦準備制度理事会(FRB)が24、25日の両日に開いたFOMCでは、政策の変更はなく、異例な低金利を少なくとも14年遅くまで維持する方針があらためて示された。声明では、「委員会は、向こう数四半期は緩やかな成長にとどまり、その後徐々に加速すると予想している」と指摘された。バーナンキ議長はFOMC後に記者会見し、「この景気回復局面が続き、インフレが目標近辺にとどまることを確実にするよう、引き続き必要に応じて追加措置を講じる用意がある」と発言。これを受けて、米国債相場は下げ幅を縮小し、一時2.04%まで上昇していた10年債利回りは2%を割り込んだ。

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