ユーロ圏:4月景況感指数92.8、予想以上の悪化-景気低迷の兆候 - 4.26 日


4月のユーロ圏景況感指数は予想以上に悪化した。域内経済の低迷が深刻化しつつある兆候が示された。欧州連合(EU)の欧州委員会が26日発表した4月のユーロ圏景況感指数(速報値)は92.8と、3月の94.5(改定前=94.4)から低下した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト29人の調査では中央値で94.2への小幅低下が予想されていた。域内全体での支出削減が雇用と消費者信頼感を圧迫する中、欧州経済は失速しつつある。ドイツ銀行の1-3月(第1四半期)決算が33%減益となったのに加え、欧州2位の自動車メーカー、仏プジョーシトロエングループ(PSA)は25日、同四半期の欧州市場は「予想よりも弱かった」との見方を示した。欧州委によると、4月のユーロ圏製造業景況感指数はマイナス9.0と、前月のマイナス7.1(改定前=マイナス7.2)から悪化。サービス業はマイナス2.4と、前月のマイナス0.3から低下した。同時に発表された4月の消費者信頼感指数改定値はマイナス19.9と、速報のマイナス19.8から下方修正された。前月はマイナス19.1だった。

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