欧州財政規律に不透明感 - 5.4 日
6日に投開票されたフランスの大統領選では、社会党のオランド前第1書記が、現職のサルコジ大統領に勝利。オランド氏は、ドイツのメルケル首相が債務削減に向けて推進してきた欧州連合(EU)財政協定の再交渉を求めている。
また、同日にはギリシャで総選挙が実施されたが、暫定集計によると、二大与党の新民主主義党(ND)と全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の得票数は、300議席中の過半数に達していない。一方で、救済合意に反対する政党が躍進しており、同国がユーロ圏にとどまるのに必要な財政緊縮を実行できるかどうかが不透明な情勢となっている。