米ドルのネットロングは1年ぶり安値へ下落


9月1日までのデータをカバーする商品先物取引委員会(CFTC)の報告によりますと米ドルネットロングポジションは対メージャ通貨で24.0億ドルから21.47億ドルまで反落。債券市場エコノミストらは4日発表の8月の米雇用統計でそれぞれの米利上げ時期予想が十分裏付けられたと主張している。しかしその見解は全く一致していない。雇用統計に関する見解の対立は4日の金融市場の動向でも明らかだった。雇用統計発表から時が経過するとともに微妙に見方が分かれていった。米10年債は上下動を繰り返した。利上げ後に実効フェデラルファンド(FF)金利が平均0.375%になるとの仮定に基づけば、先物市場でトレーダーが見込む9月利上げの確率が26%まで下げた後、36%まで急伸、最終的に30%となった。

ユーロへのセンチメントはほぼ変更せず。ユーロのネットショットは対ドルで9.5億ドルだ。日本円への売り圧力が減収。日本円の売り越しは2.47億ドルへ反落して、1.6億ドルになった。