円が対ユーロ一時98円台に上伸、欧州情勢不透明でリスク回避 | IFCM ジャパン
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円が対ユーロ一時98円台に上伸、欧州情勢不透明でリスク回避 - 6.8 日

午後の取引終盤で円が一段高となり、対ユーロでは一時1ユーロ=98円台に上伸した。米国の追加緩和期待が醸成されなかったほか、欧州情勢の不透明感も根強く、リスク回避の動きが戻る格好となった。 前日の海外市場で一時100円63銭と、5月23日以来の円安値を付けていたユーロ・円相場は、東京市場の午前に100円ちょうどを突破。99円台でじりじりと円が水準を切り上げ、午後には99円ちょうども抜けて、一時98円83銭まで上伸した。午後3時57分現在は99円15銭付近で推移している。 ドル・円相場は海外市場で一時1ドル=79円80銭と、5月25日以来の水準まで円安が進んでいたが、東京市場では朝方に付けた79円75銭を下値に円が反発。午後には79円18銭まで値を戻し、同時刻現在は79円33銭付近で取引されている。 ユーロ・ドル相場は海外市場で1ユーロ=1.2625ドルと、5月28日のユーロ高値に並んでいたが、東京市場では一時1.2481ドルと、2営業日ぶりの水準までユーロ安・ドル高が進んでいる。 AP通信の報道によると、ギリシャで自治体の労組がストライキを発表し、これにより今月17日の再選挙が妨げられる恐れがあるという。外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、ギリシャ再選挙の結果が全てという状況に変化はないと指摘。ユーロ離脱の可能性が徐々に高まっているという予想が多い中で、「リスクオン(選好)には遠い」としている。 また、フランスでは、10日から国民議会(下院)選挙が始まるが、オランド大統領率いる社会党が最大議席を獲得する見通しとなっているものの、実質過半数を握るためには共産党系会派の支持が必要になる可能性もあるという。 一方、中国人民銀行(中央銀行)は7日、欧州債務危機で世界経済の先行き不透明感が強まる中、自国経済の景気てこ入れに向けて、2008年以来となる利下げに踏み切った。これを受けて、7日の米株式相場はダウ工業株30種平均が上昇。株価の予想変動率の指標であるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX指数)は5月29日以来の水準に低下していた。
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