円全面高、株安でリスク回避-ユーロは対ドル2カ月ぶり安値


11/13 日
円が全面高。中国株などアジア株の下落を背景にリスク回避の動きが強まり、逃避通貨として円を買う動きが強まった。 ユーロ・円相場は朝方には1ユーロ=101円台に乗せていたが、徐々に円買いが優勢となり、午後には一時100円43銭と9日に付けた10月11日以来の円高値に並んだ。ドル・円相場も朝方に1ドル=79円64銭まで円売りが先行したが、その後反転し、午後には2営業日ぶりの円高水準となる79円23銭を付けた。 ユーロは対ドルで約2カ月ぶり安値を更新。1ユーロ=1.27ドル前半で東京市場を迎えた後、前週末に付けた9月7日以来の安値1.2690ドルを割り込み、一時1.2673ドルまで下落した。 ブルームバーグ・データによると、円は主要16通貨全てに対して前日終値比で上昇。ドルもほとんどの通貨に対して値を切り上げた。ユーロは大半の通貨に対して下落している。 中国株式市場では、指標のCSI300指数は午後3時43分現在、1.8%下落。日本株も反発して始まったが、その後下落に転じた。 クレディ・アグリコル銀行外国為替部ディレクター、斎藤裕司氏は、中国当局が不動産投資の引き締め策を継続するとの観測から中国株が売られ、リスク回避になっていると解説した。 中国は「適切」な時期に試験的な不動産税のプログラムを拡大することを「積極的」に検討していると、国営の新華社通信が姜偉新・住宅都市農村建設相の話として報じた。北京での共産党大会に参加している同相が12日発言したとしている。 欧州の財務相らは12日の会合で、ギリシャが財政赤字の国内総生産(GDP)比目標を達成する期限を2016年に先延ばしすることで合意したが、最大326億ユーロの追加的な資金ニーズをどのように賄うかについての決定は20日の会合に先送りした。 一方、欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)は、ギリシャが今月16日に34億ユーロのTビルをロールオーバーできるだろうとの見解を明らかにした。週末に50億ユーロの債務償還を控えるギリシャ政府は13日、短期証券の入札を行う。
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