円上昇、欧州懸念-日銀副総裁候補の衆院聴取後から円買い


3/4 日
円がドルやユーロに対して上昇。イタリアで再選挙の可能性が高まっていることへの不安や、欧州経済に対する悲観的な見方が背景となった。 ブルームバーグ・データによると、午後4時24分時点の円は、主要16通貨のうち韓国ウォンを除く全ての通貨に対して前日の終値を上回っている。日本銀行の次期副総裁候補である岩田規久男学習院大学教授と中曽宏日銀理事に対する衆院議院運営委員会での所信聴取が終了した後、円買いが一段と優勢になった。 ドル・円相場は一時1ドル=92円92銭まで円が買われた。日本時間朝に93円54銭を付けた相場は、93円33銭まで円がいったん強含んだ後、岩田教授の発言を受けて93円52銭前後まで戻したが、円売りの動きは続かなかった。 ユーロ・円相場は朝方に付けた1ユーロ=121円87銭を円の安値に円高基調へ転じ、午後の取引後半には121円14銭まで円買い・ユーロ売りが進んだ。 ユーロ・ドル相場は午後4時25分現在、1ユーロ=1.3031ドル前後で推移。イタリアの政局不安や、6日発表される2012年第4四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)がマイナス成長になるとの見通しがユーロの重しとなり、前週末に付けた約3カ月ぶりの安値付近での推移が続いた。 欧州中央銀行(ECB)は7日に政策委員会を開く。上田氏は、同会合について「利下げをもっと視野に入れると思う。ユーロ買いの材料が出るとは思わない」との見方を示した。
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