円が上昇、G20会議を控え警戒感根強く残る-対ドル97円後半


4/18 日
円が主要通貨の大半に対して上昇。19日までの2日間の日程で開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に、声明内容などへの警戒感が根強く残った。 この日は前日の海外市場で浮上した欧州中央銀行(ECB)が利下げに踏み切るとの観測を背景に、ユーロが円やドルに対して上値の重い展開で始まった。午前8時50分に日本の貿易統計や対外・対内証券売買契約等の発表内容が市場に伝わると、円買いが加速。円は午前10時前後にユーロやドルに対して日中の高値を付けた。 財務省によると、3月の貿易赤字額 は3624億円と市場予想(中央値)の5222億円を下回った。また、13日までの1週間の対外証券投資で公社債等は5週連続の売り越しだった。 ウエストパック銀行のシニア通貨ストラテジスト、ショーン・キャロー氏(シドニー在勤)は、日銀の金融緩和を受けた円安観測の理由の一つには、投資資金が日本国債市場からリスク資産に流れるというのがあると指摘。しかし、資金は現在、日本から流出しているのではないという印象で、少なくとも、日銀政策の効果について投資家が再考する要因になると述べていた。 G20会議をめぐっては、市場が警戒している円安批判は回避されるとの見方が聞かれた。午後1時前後にかけては、円売り圧力が一気に強まり、円は主要16通貨のうち南アフリカランドと韓国ウォンを除く14通貨に対して下落するなど、ほぼ全面安となる場面もあった。 ドル・円相場は午後零時すぎに一時1ドル=98円37銭と、午前10時すぎに付けた日中の円高値97円63銭から円安に振れ、ユーロ・円相場も1ユーロ=128円45銭を付け、日中の円高値から1円以上の円安となった。
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