円は上昇幅縮小、株高背景に円売り圧力-世界的緩和で下値限定 | 5/7 日


5/7 日
東京外国為替市場で円は上昇幅を縮小している。TOPIXが4年8カ月ぶりに1200ポイントを回復するなど日本株の大幅な上昇を背景に、朝方は高く推移していた円に売り圧力が強まった。 午後零時33分現在のドル・円相場は1ドル=99円05銭前後で推移。朝方は一時98円64銭と今週に入ってからの円高値を更新したが、金融機関からの仲値公表が集中する午前10時前後から円売り優勢の展開に転じた。ユーロ・円相場も一時1ユーロ=128円98銭と前週末3日以来の水準まで円が上昇した後に129円台半ばに戻している。豪ドル・円相場は1豪ドル=100円41銭前後を付けた後に円売りが膨らみ、一時101円台に乗せる場面もあった。 半面、オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)がECBに次いで政策金利の引き下げを実施するなど、世界的な金融緩和の流れが浮き彫りになる中、これまで日本銀行の大胆な金融緩和期待を背景に売られてきた円の下落幅が限定的となっている。 衆院解散・総選挙が確定的となった昨年11月半ば以降、円はドルに対して2割下落。黒田東彦日銀総裁が4月に総裁就任後初めて開いた金融政策決定会合で異次元緩和を決定してからは、100円台に接近しては戻すという展開を繰り返している。 RBAは7日、政策金利を0.25ポイント引き下げ2.75%に設定すると発表した。ブルームバーグ・ニュースの調査ではエコノミスト29人中8人が今回の決定を予想していた。先週に利下げを決定したECBのドラギ総裁は6日、必要であれば追加利下げを実施する用意があると発言した。
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