円は上昇幅縮小、日本株下げ渋りで買い圧力弱まる-97円前半 | IFCM ジャパン
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円は上昇幅縮小、日本株下げ渋りで買い圧力弱まる-97円前半 - 6.20 日

東京外国為替市場では、円が対ドルで上昇幅を縮小。世界的な投資マネーの流動性変調を懸念して安く始まった日本株が下げ渋っていることを受け、円買い圧力が弱まった。 午後零時10分現在のドル・円相場は1ドル=97円22銭前後で推移。東京株式相場が始まる前の午前8時15分ごろには96円87銭まで円が買われたが、TOPIX などの代表的な株価指数が続落して始まった後、下げ幅を縮小したのに伴い、早朝の水準に近い97円台前半に戻っている。 ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)の為替戦略共同責任者、レイ・アトリル氏(シドニー在勤)は、「円は安全な避難先としての性格を振り落とすことができない」と指摘。日本は世界最大の債権国という地位にあるので、「危機回避が高まる期間は、資金は母国に帰還するものだ」と語った。 前日の欧米市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明やバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見を受けたドル買いで一時98円台前半まで上昇したものの、流動性縮小による影響を不安視した大幅な株安が上値を重くした。 この日の東京株式相場も流動性変調への懸念を背景に続落。東証1部33業種は一時全て安く推移したが、午前の取引終了にかけて、保険と精密機器の2業種は上昇に転じた。TOPIXの午前終値は前日比16.60ポイント(1.5%)安の1075.21、日経平均株価 は113円27銭(0.9%)安の1万2901円31銭だった。 上田ハーロー外貨保証金事業部の吉松武志氏は、この日の相場について、「FOMCの結果を受けた株価や債券利回り動向をにらみながらの展開が予想される」と指摘。「注目材料の少ない時には、中長期的な視点に立つFOMC予測も材料視されるため、ドル・円は上値をうかがう」としながらも、「ビッグイベント通過後の一服感がある上、週末要因や利益確定の動きに押される事もあるので、その動きには注意が必要である」と述べた。
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