サプライズとなったカナダ中銀の発表を受けカナダドル安が進行している。チャートでUSDCAD相場の大幅上昇として表示。昨日は、カナダ中銀が政策金利である翌日物金利を予想通り1%に据え置いた。中銀は、低インフレに関し3カ月前よりも強い懸念を表明。金利に関する次の動きは引き上げ、引き下げいずれに方向もあり得るとし、経済指標次第との見解を示した。年間の1%-3%のインフレ率ターゲットを超えた場合は、政策金利が変更される可能性ある。本日は11月小売売上高(22:30時発表予定)が出る。予想はポジティブ。そのため、USDCAD相場のグラフが小幅に下がり得る。
英国のマクロ経済指標も市場予想から大きく離れた。11月失業率は7.1%となり、8─10月の7.4%から低下したほか、予想の7.3%を下回った。2009年1─3月以来約5年ぶりの低水準。そのため、利上げの可能性が高まってきた。この状況の中でGBPUSD相場が上昇し3週間ぶり高値をつけた。ただし、本日の取引が鈍化すると予想。
予想を下回った中国の製造業PMIを受け、豪ドルが対米ドルで下落した。
米国の民間気象予報会社のDTNメテオロジクスによると、寒気のため小麦の生産量が減少する。この発表を受け小麦(WHEAT)とトウモロコシ(CORN)先物が上昇してきた。
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