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ドラギ総裁発言を受け、ユーロ全面高 - 4.29 日
ドル円相場は、世界の景気回復が勢いを増す兆候の中で安全資産としての円の需要は後退し、利回りが比較的高い国の通貨が買われた。 ポンド・ドル相場は、英国の良好な国内総生産データの見込みの背景にポンド高・ドル安が進んだ。イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は、英国の景気回復は「平坦ではない」とし、いかなる利上げも「段階的」となるだろうとの認識を示した。さらに「労働市場には依然としてスラック(たるみ)がある。国内のあちこちで散見される」とし、「利上げの前にスラックの多くを解消する必要がある」と語った。