ユーロ上昇、イタリア国債利回り低下で


11/21 日
ユーロ圏の債務問題に関する悪材料を欠いたことがユーロ相場の安定につながり、ユーロはドルに対して上昇した。イタリアの新たな首相に指名されたモンティ氏は、議会の信任を得、経済改革に向けた幅広い権限を与えられた。これを受けてイタリア国債の利回りは、7%割れの水準に低下(債券価格は上昇)した。国債利回りが7%を超えた時点で、ポルトガルとギリシャは国際的な金融支援を求めざるを得なくなった経緯から、7%は心理的に「危険水域」と」みられている。 イタリアはおよそ2兆ユーロの公的債務を抱えており、救済するには巨額すぎると市場はみており、国債利回りが初めて7%に達した前週はユーロの急落につながった。イタリアを支援するために、欧州中央銀行と国際通貨基金が協調策を見出すとの観測が、ユーロを支えた。ECBからもIMFからも確認はとれないが、そうした考えが強まりつつあるようだ、とアナリストらは語った。ECBは、緊急措置を利用して投売り状態の債券を限定的なかたちで買い入れることに、渋々合意した。ただ、ECBのバランスシートを用いて重債務国を救済したり、債務を事実上肩代わりするために紙幣を増発したりすることには、ECBとドイツが声高に反対している。 ユーロ圏の問題は解決には程遠い、とアナリストらはみている。イタリア情勢が大半の投資家をくぎ付けにするなか、スペイン国債にも売り圧力がかかった。今週の国債入札では利回りが危険水域の7%に迫るほど急上昇し、ECBの大量な買い入れでようやく落ち着いた。



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