ユーロ下落、再びソブリン債務危機の打撃受け | IFCM ジャパン
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ユーロ下落、再びソブリン債務危機の打撃受け - 11.24 日

ユーロは下げ圧力を受けた。これまで債務危機の影響を受けないように思われていた数少ないユーロ圏加盟国のひとつである、ドイツの信頼感の後退を為替トレーダーらが目の当たりにしたためだ。ドイツの10年国債の入札が軟調な結果に終わったことから、ユーロは1%以上下げ、10月10日以来の安値となる1.3320ドルをつけた。 ドイツ国債の入札では、発行予定額60億ユーロに対し、応札額は39億ユーロにとどまった。この入札結果は、ユーロ圏最大の経済国であるドイツも含め、ユーロ圏全体に対する信頼感が失われつつある段階に達した可能性を示している。市場がドイツ国債を敬遠し始めれば、投資家が一部の重債務国だけでなく、欧州全体から資金を引き揚げていることを示す兆候になりかねない。これまでは、他のユーロ圏加盟国が多額のソブリン債務を抱えて苦労する一方で、中核国であるドイツの国債利回りは着実に低下していた。 24日の米国の感謝祭祝日を控え取引量が少ないために相場の動きが増幅したと、市場参加者らは指摘した。 次の注目材料は25日に行われるイタリアの国債入札で、入札結果はユーロをさらに押し下げる可能性がある。同国の10年国債利回りの終値は6.943%となり、数カ国のユーロ圏加盟国が支援要請を余儀なくされた7%水準に迫る危険水域に入った。利回りが4.5%を超えれば、イタリアが2012年の債務を十分持続するには高過ぎる水準となり、同国の支払い能力問題が生じると、エコノミストらはみている。
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