円全面安、対ドルで8日ぶり77円台-経常収支悪化やリスク選好で - 2.8 日
円が全面安となり、対ドルでは8営業日ぶりに1ドル=77円台を付けている。ギリシャ協議の進展期待や株高を背景にリスク選好ムードが広がる中、日本の経常収支悪化が円売りを後押しした。円は対ドルで1ドル=76円後半から一時、77円10銭まで下落し、1月27日以来の安値を更新。午後1時26分現在は77円04銭前後で推移している。円は対ユーロでも一時、1ユーロ=102円12銭まで値を切り下げ、1月26日以来の安値を塗り替えた。同時刻現在は102円06銭前後。
ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.32ドル半ばと前日の海外市場で付けた8週間ぶりのユーロ高値(1.3270ドル)付近でもみ合う展開が続いている。第2次支援の確保に向け、ギリシャ協議が進展しているとの見方が背景。ただ、8日に延期されたパパデモス首相と主要政党党首との協議の行方を見極めようとの意向が強く、一段のユーロ買いには慎重姿勢が広がっている。
ギリシャのパパデモス首相は8日に連立与党の党首らと協議を行う予定だ。国際支援の条件をめぐる政府当局者と国際債権団の詰めの交渉が続く中、パパデモス首相は7日に予定されていた同会談を延期。同首相は7日夜に、1300億ユーロ(約13兆2000億円)の第2次支援の条件を詰めるため、欧州連合(EU)の欧州委員会と欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)で構成するトロイカと予定外の協議を行った。
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