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ギリシャ、支援未定で緊縮策の議会採決へ-ユーロ離脱リスク浮上 - 2.10 日

9日に開かれた緊急のユーロ圏財務相会合は、第2次ギリシャ支援の決定には至らなかった。ギリシャ議会はユーロ圏首脳から新たな財政緊縮策を承認するよう求められたが、これは実質的にユーロ圏にとどまるか離脱するかを決する採決になるとして同国政府からも圧力が掛かっている。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)は会合終了後の9日遅く、「要するに実施がなければ資金供与もないということだ」と説明。15日に再びユーロ圏財務相会合を開催するとした。 1300億ユーロ(約13兆4000億円)のギリシャ支援の保留は、党派間の争いを続けるギリシャの政治家に対する不満と、法制化されていない公約を再び撤回するのではないかという懸念を反映したものだ。週末に始まる見通しの議会採決は結局のところ、ユーロ圏にとどまるか離脱するかを問う投票と同然だと指摘。「ユーロ圏におけるギリシャの救済と将来を考えるとしたら、このプログラムが承認されるようあらゆる手を尽くす必要がある」と述べた。ギリシャ国内では賃下げや年金カット、歳出削減への国民の抗議活動が高まっている。 ユーロが対円で約2カ月ぶりの高値圏で推移している。ギリシャの政治指導者らによる緊縮策合意を受け、ギリシャ問題への懸念が緩和したものの、第2次支援の最終決定が持ち越されるなど不透明感も残り、ユーロの上値は限定的となっている。午後1時40分現在のユーロ・円相場は102円96銭前後。一時は103円23銭を付け、前日の海外市場で付けた昨年12月12日以来のユーロ高・円安水準(103円29銭)に迫った。しかし、その後ユーロは伸び悩み、午後に入り102円91銭まで値を切り下げる場面も見られている。
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