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製造業指標とFRB議長発言受け、ドル高 - 3.2 日

堅調な米製造業指標とバーナンキ米連邦準備制度理事会議長の慎重ながらも楽観的な経済見通しを受け、ドルがユーロに対して上昇した。2日にバーナンキ議長が2日目となる議会証言に臨み、3日には欧州中央銀行定例理事会が開かれ、その後トリシェECB総裁が記者会見を予定していることから、市場の注目はなおこうしたイベントに集まっている。

米製造業指標が予想を上回ったこともドルの好材料となった。米サプライ管理協会が発表した2月の製造業景況指数は2004年5月以来の高水準をつけた。バーナンキ議長は1日の議会証言で、FRBは、中東の政情不安を一因とする世界的な商品相場の高騰に必要に応じて対処する用意があると述べた。ドルは証言時間中、ユーロに対して辛うじて上昇した。議長は一方で、FRBの金融緩和政策は米経済がより持続的な成長を見せるまで続けるとの見通しも示した。

ユーロは最近、ユーロ圏の利上げがFRBの金融引き締めより先に見られるとの期待から、ドルに対して上昇していた。ユーロは現在の取引レンジの上限に近づき、一時1.3850ドルを突破したが、その後は、トリシェ総裁がインフレに対して一部の期待ほど厳しい姿勢を示さないのではとの疑念が浮上し、投資家はユーロの買い持ち高を削減したようだ。

一方、英国2月の製造業景況指数(PMI)が少なくとも19年ぶりの伸びを示したことから、英ポンドは一時1.6300ドルを突破した。投資家は英中銀イングランド銀行が近く利上げに踏み切るとも予想している。中東と北アフリカの政情不安は、週明けにはやや懸念が後退したが、再び重要な材料として浮上した。カナダドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドルなどの商品相場に敏感な通貨は、市場のリスク回避を受け下落した。

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