ユーロが5カ月ぶり111円台に上伸-ギリシャ債務懸念が緩和 - 3.21 日
ユーロが一段高となり、ユーロ・円相場は1ユーロ=111円台に乗せて、ほぼ5カ月ぶりの高値を更新した。ユーロ圏ではギリシャの債務問題をめぐる懸念がいったん落ち着いていることから、ユーロの売り持ち高に解消圧力がかかっている。ユーロ・円相場は一時111円15銭と、昨年10月31日以来の高値を付けた。午後1時32分現在は111円07銭付近で取引されている。ユーロは対ドルでも買い進まれ、一時は1ユーロ=1.3283ドルと、8日以来の高値を付けている。
ドル・円相場は朝方に付けた1ドル=83円74銭から83円54銭まで円が水準を切り上げた後は、値を戻し、午後零時33分現在は83円70銭近辺で推移している。ギリシャ議会は、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から第2次支援を受けるための法案を賛成多数で可決。米国のガイトナー財務長官は20日、「ギリシャが持続可能な状態に向かって前進しつつある」との見解を示した。
債券先物相場は上昇に転じている。朝方は売りが先行したが、株価が午後に下げ幅を拡大したことや投資家の根強い需要を背景に買いが優勢になった。東京先物市場で中心限月6月物は、前営業日の19日終値比7銭安の141円33銭で取引開始。いったん3銭安まで戻したが、日経平均株価が下げ幅を縮めると売りが増え、16日以来の安値となる141円19銭まで下げた。しかし、午後に入ると株安加速もあって水準を切り上げ、一時は11銭高まで上昇した。
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