ユーロが対ドルで10年7月来安値圏、域内債務問題で景気懸念 | 9/19 日 - 9.19 日
円が上昇幅を拡大している。円はドルに対して一時1ドル=78円10銭と、前週末14日以来、4営業日ぶりの高値を付けた。
午後2時12分現在のドル・円相場は78円16銭付近で取引されている。前日は日本銀行の追加緩和を受け約1カ月ぶりとなる79円22銭台までドル高・円安に進む場面があったものの、その後は米長期金利の低下を背景にドルの上値が抑えられ、円売りに一服感が出ている。 14日に1.87%程度だった米国の10年債利回りは、前日には1.8%を割り込んでいる。追加の量的緩和策を講じても米景気の回復が順調に進まないとの見方が背景となった。
午前に発表された8月の日本の貿易収支は、2カ月連続の赤字となった。発表後の相場では、円がドルとユーロに対して売られる場面もあったが、下落幅は限定的だった。 ユーロ圏では財政問題の長期化で景気の先行き懸念が根強く残っている。ドイツ銀行連盟(BDB)が19日に電子メールで配布したリポートによると、欧州最大の経済規模を誇るドイツの成長率見通しは2012年が0.9%、13年が1.1%だが、欧州債務危機の収束を前提としている。 ユーロ・円相場は前日の東京市場で一時1ユーロ=103円63銭と、2営業日ぶりの水準までユーロ高・円安が進んでいた。ただ、海外市場からこの日の東京市場にかけては円買いが再び優勢となっている。午後2時12分現在は101円64銭付近で推移している。一時は101円54銭を付けた。
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