ドルと円が下落、中国GDP受けリスク回避圧力緩和-ユーロは反発 - 1.17 日
ドルと円が下落した。中国が発表した昨年10-12月の経済成長率が市場予想を上回ったことを受け、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、新興国通貨や資源国通貨に対してドル売り、円売りが強まった。ブルームバーグ・データによると、ドルは主要16通貨中15通貨に対して前日終値比で下落。円も大半の主要通貨に対して売られた。
クレディ・アグリコル銀行外国為替部ディレクター、斎藤裕司氏は、中国のGDP(国内総生産)は金融緩和の可能性を摘むほど強くもなく、かといって予想よりは強めで、中国の春節(旧正月)を前に株価にとっては「パーフェクトな数字だった」と説明。その結果、市場はリスク選好的なムードになったと話した。一方、ユーロは対ドル、対円でそれぞれ約17カ月ぶりと約11年ぶりの安値付近から反発した。フランスや欧州金融安定ファシリティーの格下げなど悪材料をいったん消化したことで、ユーロの売り持ち高を縮小する動きが優勢となった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.26ドル半ばから一時、1.2737ドルまで上昇。対円では1ユーロ=97円前半から一時97円77銭まで値を切り上げた。また、ドル・円相場は朝方に1ドル=76円88銭までドルが強含んだ後、対他通貨でのドル売り圧力に押され、一時76円64銭と約2週間ぶりのドル安水準まで軟化している。
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