市場概観 - ページ 53


日本銀行が30日開く金融政策決定会合で、追加緩和に踏み切るとの見方が市場のコンセンサスになっている。2014年度の物価見通しが1%に達しないとみられていることに加え、足元で景気後退リスクが高まっていることが背景にある。政府が日銀に対し20兆円の資産買い入れ増額を要請しているとの報道も出ており、増額規模がどこまで膨らむかが焦点となっている。
日本銀行の追加金融緩和観測を背景に朝方には対ドルで4カ月ぶり安値を付けたが、その後はアジア株が下落する中でリスク回避の連想も働き、円を買う動きが強まった。 ドル・円相場は早朝に一時1ドル=80円38銭まで下落し、前日に付けた6月25日以来の円安値を更新。その後は徐々に円買いが優勢となり、午後には80円台を割り込み、一時79円84銭まで値を切り下げた。 ユーロ・円相場は朝方に1ユーロ=104円台に乗せる場面も見られたが、午後にかけてはユーロ売り・円買いが強まり、一時103円21銭まで値を下げた。...
ユーロは上昇。ギリシャが第2次救済を補完するための追加の融資、最大200億ユーロを得る見込みだとの独紙ハンデルスブラットの報道が好感された。日本銀行が来週、金融緩和を拡大するとの観測で円は安い。 ロンドン時間午前8時50分現在、ユーロは対ドルで0.3%高の1ユーロ=1.3008ドル。対ユーロで円は0.7%下げて1ユーロ=104円26銭。 円は対ドルで0.4%安の1ドル=80円16銭。一時は6月25日以来の円安水準となる80円19銭を付けた。
ユーロ圏のサービス業と製造業を合わせた10月の経済活動 は、予想以上に縮小した。域内各国は債務危機対応で支出削減を強化しており、景気が力強さを増すのは難しそうだ。 ドイツ銀行のグローバルストラテジスト、サンジェブ・サンヤル氏(シンガポール在勤)は22日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「来年に向けある程度の成長が欧州に戻り始めるだろう。今年のマイナス0.3%成長から来年はプラス0.5%成長となる」と述べ、「大きな成長ではなさそうだが正しい方向への転換だ」と指摘した。...
ユーロは下げ幅を広げた。10月のドイツIfo経済研究所の独企業景況感指数とユーロ圏総合景気指数はいずれも低下した。 ロンドン時間午前9時10分現在、ユーロは対ドルで0.4%安の1ユーロ=1.2935ドル。対円は0.5%安の1ユーロ=103円17銭。 独企業景況感指数は100.0と、前月の101.4を下回り、2010年2月以来の低水準となった。低下は6カ月連続。 英マークイット・エコノミクスが発表した10月のユーロ圏総合景気指数は45.8と、前月の46.1から低下した。同指数は50が活動拡大・縮小の分かれ目。...
午後の東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=79円後半で底堅く推移している。日本銀行による追加金融緩和期待がドルの下支えとなる一方、海外時間に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、ドルの上値は限られている。 ドル・円相場は午後1時52分現在の相場は79円83銭前後。前日に一時80円01銭と約3カ月ぶりに80円台を付けたが、その後は79円後半での推移が続いており、この日の東京市場では79円80銭を下値に13銭の値動きとなっている。...
ドル/円は79.90円付近。ドル/円をめぐっては、日銀の追加緩和観測が相場上昇に弾みをつけたが、市場では日米金利差の観点からは、上値はあと1─2円との見方が出ている。 市場では、相場の圧迫要因となる輸出勢の動きについて「80円をみたからといって、慌てて取る動きにはなってない。民主も自民も今のレベルは円高だと判断していることを踏まえれば、いずれ調整されるとみており、基本は置きっ放しだ」(大手邦銀)との声が出ていた。先行きについては「80円に本格的に乗っかってくると、買い遅れている商社なども買ってくるかもしれないが、その際は海外勢は利食ってくるだろう。海外勢もそれほど上をみているわけではない」(同)という。ドル/円は79.83円付近。一時80.02円と3カ月半ぶりの高値をつけたが、その後はジリ安となっている。ドル/円をめぐっては、日銀の追加緩和期待などを背景に海外投機筋が相場を押し上げてきたが、市場では「彼らはかなり買い上げてきているので、80円を乗せたところで上に走らなければ、利食いのスタンスにある」(大手邦銀)との声が出ていた。ドルは79.85円付近で午前の安値圏。一時80.02円まで上昇し3カ月半ぶり高値をつけたが、80円台での上値は重く伸び悩んだ。 このところのドル高/円安を受け、「輸出勢は強気になり、(ドル)売りターゲットを引き上げたようだ。79円台で焦って売らずに80円台で淡々と売る構え」(邦銀)だという。この日もまとまった金額でのドル売りは出ていないとされる。...
円が対ドルで約3カ月ぶりの安値圏で推移した。国内景気の不透明感を背景に、日本銀行の追加緩和期待が強まり、円売り圧力がかかった。 ドル・円相場は朝方に一時1ドル=80円01銭と、7月6日以来の水準までドル高・円安が進行。その後は円売りの勢いがやや鈍り、午前11時40分現在は79円86銭付近で取引されている。円は対ユーロでも一時1ユーロ=104円59銭と、5月4日以来の安値を付け、同時刻現在は104円25銭付近での推移となっている。...
午後の取引で円が下落。対ドルでは7月12日以来の安値を付けた。日本銀行の追加金融緩和観測や日本の貿易収支の悪化が円の重しとなる中、日本株がプラスに転じたこともリスク回避緩和の連想につながり、円を売る動きが強まった。 ドル・円相場は1ドル=79円前半でもみ合う展開が続いていたが、午後2時前には先週付けた8月21日以来の円安値(79円47銭)を突破。その後、欧州時間に向けて下げ幅を拡大し、一時79円67銭まで円安が進んだ。...
欧州連合(EU)首脳はユーロ圏の銀行監督一元化の枠組みで年内合意へ全力を尽くすと表明し、スペインの銀行部門への直接支援に道を開いた。 ブリュッセルでのEU首脳会議が18日から2日間の日程で始まった。初日の会議終了後の現地時間19日未明に発表された声明で、EUは欧州中央銀行(ECB)を主たる監督機関とする枠組みについて来年1月1日までの合意を目指すとした。この新たな体制はその後1年間で段階的に導入され、2014年1月1日までに域内の全6000行を監督下に置く予定。欧州金融危機の根本原因である銀行と政府の負の連鎖を断つことを目的とする。...