市場概観 - ページ 83


円が下落。前週末の米国株の反発を受け、リスク回避に一服感が広がる中、対資源国通貨などクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)を中心に円を売る動きが先行した。ユーロ・円相場も1ユーロ=109円前半から一時109円86銭までユーロ買い・円売りが進行。ドイツが欧州救済基金の統合を支持するとの報道を手掛かりに、ユーロは前週末の高値をわずかながら上回った。また、ドル・円相場は1ドル=82円前半から一時82円78銭まで円売りが進み、午後1時20分現在は82円72銭前後で推移している。...
円が下落。対ドルでは1ドル=82円台後半に水準を切り下げて推移した。一部の米連邦準備制度理事会当局者が追加の金融緩和措置に慎重な姿勢を示しており、デフレ脱却に向けて緩和策の維持が見込まれている日本銀行との政策格差を背景に、円売り圧力がかかった。ドル・円相場は前日の海外市場で一時82円33銭と、13日以来の水準まで円高が進んでいたが、この日の東京市場では午前の取引で一時82円95銭まで値を戻し、午後3時52分現在は82円87銭付近で取引されている。...
米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長はリセッション(景気後退)を引き起こした住宅バブルについて、2000年代初めの金融政策が原因ではないとの見方を示した。バーナンキ議長は22日、ジョージ・ワシントン大学でFRBの歴史について講義を行った。用意した資料のスライドによると、同議長は「住宅バブルが危機の引き金となったわけだが、FRBが2000年代初めに行った低金利政策がその一因だとの主張も聞かれる」と指摘。その上で、「そうではないと示唆する証拠は圧倒的に多い」と述べた。現在の金融政策や景気見通しについては言及しなかった。...
2月の日本の貿易収支は5カ月ぶりの黒字となった。市場の事前予想は赤字だった。輸出全体では引き続き前年割れとなったが、タイの洪水被害の影響が一巡したことなどから米国向けを中心に主力の自動車輸出が増加。一方で、原油価格の高止まりや、原子力発電を代替する火力発電向け液化天然ガス(LNG)の需要増で引き続き輸入が増加した。財務省が22日発表した貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額は前年同月比2.7%減の5兆4409億円と5カ月連続で減少したものの、前月(同9.3%減)に比べて減少幅は縮小した。輸入額は同9.2%増の5兆4079億円だった。差し引きした貿易収支(原数値)は329億円の黒字。中華圏の春節(旧正月)休暇などの影響で過去最大の赤字を記録した1月から一転して黒字を確保した。...
ドル・円相場が1ドル=83円前半で引き続き推移している。日本の2月の貿易収支が予想に反して5カ月ぶりの黒字となり、朝方に一時円買いが強まる場面も見られたが、その後は売り買いが交錯している。午後1時15分現在のドル・円相場は83円22銭前後。貿易収支発表後には一時83円14銭まで円買いが進んだ。 ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3246ドルまでユーロがじり高となっていたが、中国の経済指標の悪化を受けて対オーストラリア・ドルで米ドル買いが強まると、対ユーロでもドルが買われ、早朝の水準(1.3216ドル前後)付近まで値を戻した。午後1時15分現在は1.3231ドル前後。...
イングランド銀行(英中央銀行)は今月7、8両日に開いた金融政策委員会で、資産購入枠を現状で据え置くことを7対2で決めた。アダム・ポーゼン、デービッド・マイルズ両委員が規模拡大を主張したものの、過半数は中期的なインフレ見通しに対する「相当のリスク」を見極めることが望ましいと判断した。21日に公表された議事録から分かった。 議事録によると、キング総裁ら9人のうち7人が資産購入枠を現行の3250億ポンド(約43兆2580億円)で維持することを支持した。ポーゼン、マイルズ両委員は250億ポンドの拡大を求めた。...
ユーロが一段高となり、ユーロ・円相場は1ユーロ=111円台に乗せて、ほぼ5カ月ぶりの高値を更新した。ユーロ圏ではギリシャの債務問題をめぐる懸念がいったん落ち着いていることから、ユーロの売り持ち高に解消圧力がかかっている。ユーロ・円相場は一時111円15銭と、昨年10月31日以来の高値を付けた。午後1時32分現在は111円07銭付近で取引されている。ユーロは対ドルでも買い進まれ、一時は1ユーロ=1.3283ドルと、8日以来の高値を付けている。...
S&P500種株価指数が上昇、2008年5月以来の高水準となった。アップルの配当再開方針と100億ドルの自社株買い計画が好感された。アップルは2.7%上昇して601.10ドルと、最高値を更新した。シティグループは1.3%の上昇。上海浦東発展銀行の持ち株2.71%を売却したのが手掛かりとなった。USスチールは6.4%値上がりし資源株の上げを主導した。小荷物輸送のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は蘭TNTエクスプレスの買収合意が好感され値上がりした。バンク・オブ・アメリカ(BOA)は2.8%安。一時は10ドル超まで上昇する場面もあった。...
ニューヨーク外国為替市場ではドル指数が1週間ぶりの安値となった。ドルはスイス・フランに対して売られたことで、対フランでの売り注文が発動、ドル下落に拍車がかかった。ユーロは対ドルで上昇。100日移動平均線を上抜けたことから、一段と上昇する可能性がある。ユーロは主要通貨の大半に対して一時は下落する場面もあった。ユーロ圏総合景気指数の発表を前に、活動縮小が予想されていることが材料視された。スウェーデン・クローナや南アフリカ・ランドを含む高利回り通貨もドルに対して上昇。リスク資産の需要が高まるなか、株式相場が値上がりしたことが背景。...
ドル・円相場が1ドル=83円半ば付近で推移した。前週末発表された米国の経済指標が予想を下回ったことでドルの上昇が一服。半面、週内に発表される米住宅関連指標やそれを受けた米金利動向に注目が集まる中、積極的にドル売り・円買いを進める機運にも乏しく、ドル・円は小幅な値動きとなった。ドル・円は朝方に一時83円57銭までドルが買われる場面が見られたが、その動きも続かず、午後にかけては83円35銭付近まで伸び悩んだ。先週は日米金利差拡大を背景に一時84円18銭と約11カ月ぶりの水準までドル高・円安が進んでいた。...