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円全面安、世界景気回復期待でリスク選好-対ドル1カ月ぶり99円後半 - 9.3 日

東京外国為替市場では円が前日に続いて全面安の展開。対ドルでは約1カ月ぶりの安値を更新した。シリア情勢への懸念一服や世界的な景気回復期待を背景にリスク選好の円売りの動きが優勢となった。 1ドル=99円台前半でアジア市場を迎えたドル・円相場は、日本時間午前7時すぎに前日の海外市場で付けた8月2日以来の円安値99円43銭を突破し、10時前には一時99円70銭を付けた。その後は99円台半ばを中心にもみ合った。午後3時37分現在は99円60銭前後で推移している。 三菱東京UFJ銀行市場企画部グローバルマーケットリサーチの内田稔チーフアナリストは、シリア情勢もあるが、「全般的に経済指標の改善で株価がしっかり推移していることがリスクオンの円売りを誘っている」と説明。その上で、ドル・円については、今日以降発表される米国のISM指数や民間雇用統計で「期待が高まり米雇用統計前に100円に行けるかどうか」がまずは注目で、その後は週末発表の米雇用統計の結果次第の展開になるとの見方を示した。 ユーロ・円相場も1ユーロ=131円ちょうど付近から一時1週間ぶりの水準となる131円48銭までユーロ高・円安が進行。同時刻現在は131円16銭前後となっている。一方、ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.31ドル台後半で小動きの展開が続いたが、時間外取引のアジア市場の米長期金利 が上昇する中、午後には7月23日以来の水準となる1.3164ドルまでユーロ安・ドル高が進んだ。 2日の欧州株は、ユーロ圏製造業景気指数の改定値の上方修正などを材料に、ストックス欧州600指数 が1.9%高と8週ぶりの大幅高となった。アムンディ・ジャパンの吉野晶雄チーフエコノミストは、欧州について「景気のボトムアウトの評価の動きが出ている」と見る。きのうは、新興国市場でブラジルのボベスパ指数が3.7%と急伸。きょうのアジア市場でも、中国・上海総合指数 やインドネシアのジャカルタ総合指数 が上昇した。 日経平均は朝方に8月6日以来、投資家の短期採算ラインの25日移動平均線を上回ると、先物主導で上げ幅を拡大。午後の取引で一段高となった。「世界的にリスクオフの巻き返しが株式市場で起きている上、日本株は円安の振れも加わり、上昇幅が加速している」と、カブドットコム証券の河合達憲マーケットストラテジストは指摘する。
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