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米国の債務上限引き上げが失敗 - 10.14 日

米議会が土曜日に債務上限を16兆7000億ドル以上に引き上げることを失敗したことにより、リスク選好が低下しつつある。 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、10月17日までに連邦債務上限が引き上げられなければ世界金融市場と実体経済に大きな混乱が及ぶ恐れがあると警告した。


金曜日に、ホワイトハウスの短期的な政策をめぐる交渉により全指数が大幅上昇。しかし、週末中の交渉の失敗により、リスク センチメントが悪化した。S&P/ASX 200が0.44%低下した一方、日本市場は体育の日によりお休み。さらに、本日は米国のコロンブス記念日にもかかわらず上下両院が交渉を引き続けるが、問題解決への期待感が弱い。


USドルはFXマーケットで主要通貨に対し下落したが、USドルの需要が10月17日までにリスク回避により増加する見通し。しかし、17日までに債務上限引き上げが失敗すれば、主要格付機関による米国の格下げの可能性あり。それにより、米国の最大債権者はドル売りの方向に向け、ドルを圧迫させることをもたらす。今朝、USドル指数は小幅下げ、80.21の近く低迷している。


日本円はUSドルに対し円高になっている。日本円の対ドルの98.18レートにより、投資家はより安定している投資先へ目を向けている。同時に、中国の輸出は前年同月比0.3%減少し(予想は5.5%増)、貿易黒字は8月の285億ドルから152億ドルに引き下がった。豪ドルは米ドルに対して0.9432付でオープンし、0.9472まで上昇。AUDUSDは0.9485/0.9432付近からそれほど離れていない水準で推移し、大きな動きは期待されない。


本日は日本、米国、カナダが祝日で休みだが、大きな変動が期待できない。米議会の交渉へ再び注目。木曜日は土壇場での合意になると予想。さらに、米国政府閉鎖の第3週目に入り、第4四半期GDPは0.3%下がると見られている。
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