米緩和縮小観測が続くなか、円安・ドル高 - 11.12 日

【米国・日本】

昨日の市場で最大の変動幅を出したのは、米ドル・円と豪ドル・米ドルの相場。2014年3月の前にFRBによる国債買い入れの縮小に対する懸念がその背景にもあると思われる。米ドル指数は、昨日81.00ドルの水準に戻り81.43/81.00ドルのレンジ内で小幅動きをしていた。カナダ・米国の祝日を控え、昨日の取引活動が減少した。

朝方の金融緩和を巡る議論の中で米ドル需要が増加したものの、ドルは円対で2ヶ月ぶりの高値の99.70円をつけた。USDJPY相場は98.97円のラインをブレイクアウトし、シンメトリカル・トライアングル・パターンを破壊した。短期的な見通しでは、従来の上方トレンドが継続し、109.00円をつけると予想。

USDJPY

【オセアニア】

従来の下方トレンドに沿って豪ドルは米ドル対で下落しつつある。豪・消費者の信頼感は前月比で６ポイント減少し、更なるRBAの利下げへの懸念をもたらした。AUDUSD相場は0.9355ドルの下値支持線を下回ったことで、0.9290ドルまで続落すると見込む。

【注目ポイント】

英・10月消費者物価指数（CPI）