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海外株:小売統計で利上げ観測遠のく - 8.14 日

13日の米国株は上昇。S&P500種株価指数は2週間ぶり高値をつけた。米小売売上高が前月比変わらずだったことで、米金融当局は利上げを急がないとの観測が広がった。S&P500種株価指数は前日比0.7%上昇の1946.72。7月30日以来の高値。ダウ工業株30種平均は91.26ドル(0.6%)高の16651.80ドル。



米商務省が発表した7月の小売売上高(速報値)は季節調整済みで前月比ほぼ変わらずと、ここ6カ月間で最悪の結果だった。特に自動車が落ち込んだほか、賃金の伸び鈍化で消費者の買い控えが見られた。先月発表された第2四半期の実質国内総生産(GDP、 季節調整済み、年率)速報値は前期比4%増加。米雇用者は7月までに6カ月連続で20万人超の増加だった。S&P500種は7月24日に記録した過去最高値からは最大3.9%下落した。イラクやイスラエル、ウクライナでの紛争によって世界経済の成長ペースが減速するとの懸念が背景にある。この日の終値は最高値を2.1%下回った。バイオテクノロジー企業インターミューンは14%高。同社は仏サノフィやスイスのロシュ・ホールディングなど複数の欧州製薬大手から買収案を提示されたと報じられた。アマゾンは2.2%高。チャンネルアドバイザーは同社売上高の伸び率は年初から毎月上昇していると指摘した。メーシーズは5.5%安。集客のための値下げが利益マージンを圧迫し、利益が予想を下回った。

欧州株式市場では指標のストックス欧州600指数が1週間ぶりの高値を付けた。イーオンとスイス・ライフ・ホールディングの利益がいずれも予想を上回ったことが手掛かり。ドイツの公益事業会社イーオンは昨年9月以来の大きな値上がり。スイス・ライフは7.1%上げた。独不動産会社ガグファは2.9%上昇。今年2回目となる2014年通期利益見通しの上方修正が買い材料となった。 ストックス欧州600指数 は前日比0.4%高の330.02で終了。オバマ米大統領のイラク空爆承認や、ウクライナやイスラエルでの戦闘をめぐる懸念を受け、6月10日に付けた6年ぶり高値を依然として5.6%下回っている。また、ドイツのDAX指数は先週、最近の高値から10%下げ、いわゆる調整入りした。

東京株式相場は4日続伸。世界的な低金利の長期化観測を背景にしたリスク資産選好の動きが広がり、為替の円安推移も好感された。電機株のほか、情報・通信や建設、パルプ・紙株など幅広い業種が高い。



銅先物相場は反落。



金先物相場は続伸。世界的な景気懸念を背景に、金は原油換算で約4カ月ぶりの高値水準となっている。この日は金 1オンスで最大13.58バレルの原油購入が可能と、3月18日以来の高水準となった。7月の米小売売上高は前月比変わらずと、ここ6カ月間で最悪の内容だった。

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