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スイスフランが2%を越える大幅高 - 9.1 日

スイス国立銀行(中央銀行)がスイスフラン高抑制に向け介入するとの見通しが後退するなか、スイスフランがドルとユーロに対し2%を越える大幅高となった。 この日の市場では、政府の経済対策に対する失望感も広がった。期待通りの政策であれば、ユーロ圏をめぐる不透明感や、とても堅調とは言えない米国の経済成長を背景に、投資家の買いを集めてきた安全逃避通貨であるフランを押し下げた可能性があるが、実際にはそうはならなかった。 スイス政府は当初、20億フラン(25億ドル)相当の支援策を通じて自国経済を下支えする計画を進めていた。しかし、政府は31日、計画規模について当初の半分にも満たない8億7,000万フランと発表した。スイス中銀のフラン高抑制に向けた意欲をめぐり市場関係者の間ですでに疑問の声が広がるなか、理論的にはフラン安につながるはずだった支援計画の規模に対する失望感から、スイスフランは全面高となった。 一方、フランスのサルコジ大統領は20カ国・地域(G20)に対し、各国が緊縮財政計画を広く一斉に実施することになれば、世界が景気後退(リセッション)に逆戻りしかねないとして警告を発するとともに、弱い景気回復をさらに悪化させないためには経済の好調な新興国が責務を担うべきだとの考えを示した。サルコジ大統領はまた、ユーロ圏の債務・財政赤字状況は米国や日本ほど憂慮されるものではないと強調し、通貨ユーロを守るために必要なあらゆる措置を実施していくとの姿勢をあらためて示した。
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